永田議員完敗

今日民主党永田寿康議員の堀江メール問題での自らの過ちを認める謝罪会見が行われた。メールの信憑性を立証することができなかったとして、国会の混乱に対してや関係者に迷惑をかけたとして謝罪した。しかし情報提供者(フリーランスの記者)の言うことだけを鵜呑みにしてさしたる裏付けもなしに国会で質問したとは、まったくあきれるばかりである。素人ならともかく、選良の国会議員としては落第だ。民主党のイメージダウンはそうとう大きい。総選挙で敗北して今後の立て直しの道も険しいのに、これでさらに先行きが見えなくなった。われわれはこうした事例から、自らが何を信じて行動するかを学ぶことができるだろう。
かつてユリウス・カエサルは無敵とも言えるローマ軍団を作り上げたが、その根底にあるのは正確な情報の把握だと思う。彼こそは情報の重要性を認識し、それを収集・選別する的確な方法と判断力を持っていた人物である。そうした意味で、今回の民主党のメール問題は、永田議員や民主党執行部がいかに正確な情報を取得・分析する能力にかけていたかを明らかにしたのだ、とも言えるのではないか。