グーグル化生活とは

 電車の中吊りを見て気になっていた週間ダイヤモンドの勝間和代さんのグーグル化生活を読んだ。
 知的生産の方法というのは古今東西で常に話題になり関心を集めてきた事柄だが、今回の特集もまたしかり。勝間さんのことは以前、朝日新聞のBeが始まった頃にフロントラインというコーナーで取り上げているのを読んだことがあるくらいだったが、今回の記事を読んでそのライフスタイル、仕事の仕方にはまったく恐れ入った。GTDが少し前にもてはやされていたが、それに近いインパクトがあると思う。
 彼女の方法とは、要するにグーグルを最大限活用することと、フォトリーディングで情報入力の効率を上げること、戦略的に自分の生活を捉えて、たえず向上を目指す、といったところが要点だろうか。細かいノウハウにはふむふむとうなずくこと多数だった。
 しかし自分でどれくらいできるかというと、なかなかできることばかりではない。少しでもいいところは取り入れたいとは思うが・・・。
 それから、いつもこのグーグルの話で気になるのは、自分に関するデータをオンラインストレージ、しかも今のところ無料だが、βサービス扱いのアメリカ企業にゆだねてしまっていいものかという点。グーグルのハードディスク群と、自分のパソコンのハードディスクを比較して、どちらが信頼性が高いかと言えば、やはりグーグルにはなるのだろうが、オンラインでないと使えないというのにどうしても抵抗がある。
 しかしよくよく考えてみれば、Gmailも携帯端末から使えるようになってきた今、オンラインでないところが我々の生活圏でどれくらい残っているのか。ここは冷静に分析してみなくてはいけないかもしれない。いよいよ自分もグーグルにパーソナルデータベースを構築する日が近づいているのだろうか・・・。