人の心は互いに違う

人は意見が同じということはほとんどない。生まれ育った背景も今のポジションも違うのだから当然だ。年をとってくれば利害関係も複雑になり、意見が相違するのはなおさらだ。かといってその意見の相違をことさらに取り立てて「対立している」とか「意見が違うから合わない」というのもどうかと思う。違って当然だからこそ、共通点を見いだすことが大事ではないだろうか。全く同じ意見で気が合うもの同士というのは幼い頃からの友人か、どちらかの美しき誤解に基づくものだと断言して良いのではないか。だから世の中住みにくいのだが、そういってばかりでは何も前に進まない。現実を直視して「現実的」対応をとれる人にこそ未来が開けるのだ。と、自分に言い聞かせる。しかし何か小泉総理の発言みたいな文章だ。